膣トリコモナス感染症の症状 - 男女での症状の違い

トリコモナス症の症状

トリコモナス症の女性の症状

膣トリコモナスに感染した場合、女性は尿道や膣が感染箇所となります。その為、感染箇所に応じて病状が変わります。

女性の症状

おりものが増える
泡状の強い悪臭のおりもの
外陰部・膣の痛み
外陰部の強いかゆみ
不正出血
排尿時の痛み
尿道炎
トリコモナス症の特徴

女性が膣トリコモナスに感染しても、20~50%は症状が出ないと言われています。しかし、その内半年以内には何かしらの症状が出てきます。細菌感染を引き起こしやすく混合感染症として悪化していきます。膣トリコモナス感染だけであれば、膣内の炎症だけで済むことが多いようですが、膣内の常在菌のバランスが崩れ他の細菌が入り込むことで、悪臭が強くなってくると言われています。

トリコモナス症の混合感染

女性が膣トリコモナス原虫に感染すると、トリコモナスが膣内のグリコーゲンを消費してしまうため、乳酸桿菌(にゅうさんかんきん)が減少し膣内の乳酸が減少します。膣内のイオン濃度指数のpHが、健康な膣であれば4.5くらいのところが、アルカリ性側に傾く(pH5.0以上)為、膣内の洗浄作用の役割が弱まってしまいます。その為、嫌気性菌や大腸菌等の他の細菌が繁殖してしまい、悪臭の原因となってしまうのです。これが悪臭を伴う泡だったおりものの原因となっています。

トリコモナスに感染すると、潜伏期間中は膣内で活発に活動できるようになるまで、乳酸桿菌を減少させながら膣トリコモナスが繁殖していき、徐々に他の菌を発生させていきます。因みに膣炎の原因は膣トリコモナスがアレルゲンとなることによる免疫反応が起こされたという説もあるそうですが、現状は乳酸桿菌との関係性が有力視されています。

トリコモナス症とカンジダ症と細菌性腟症

病名原因
トリコモナス症原虫
カンジダ症真菌(カビ)
細菌性腟症細菌

女性器がかゆくなったりおりものに変化が表れる病気に、膣トリコモナス症や膣カンジダ症、細菌性腟症があります。上記が病気の原因の違いとなります。

病名 トリコモナス症 性器カンジダ症 細菌性腟症
炎症 あり(強い) あり なし
分泌物 黄色の膿性の泡沫状 チーズ状・白色 均一な灰白色
分泌物のpH 5.0以上の事が多い 4.5以下 5.0以上の事が多い
アミン臭 時にあり なし あり

※参考資料:日本性感染症学会誌 性感染症 診断・治療 ガイドライン2016

膣トリコモナス原虫が膣内の常在菌環境を変えてしまうことで、様々な嫌気性菌や細菌が入り込み、結果として強烈な悪臭を発するようになります。トリコモナス症の特徴ともいえる、泡だった強烈な臭いのおりものは、健康的な膣状態であれば、先述の菌たちは膣内の自浄作用によって繁殖できないため、悪臭を発しません。

男性のトリコモナス症の症状

ほとんどが無症状
症状が出る場合
尿道炎や前立腺炎

男性が膣トリコモナスに感染した場合、ほとんどの人に症状が出ません。男性の感染箇所は尿道付近となります。膣トリコモナスに感染していると前立腺や精囊に生息しているため症状があらわれず、尿道にトリコモナス原虫が出てくることで症状が出て来ると考えられています。偶然が重なれば、排尿時に一緒にトリコモナスが体外に排出できる場合もあります。

潜伏期間

膣トリコモナスに感染すると、潜伏期間を経て症状があらわれます。

男性10日前後
女性10日~数ヶ月

感染してから症状が出る場合のおおよその目安となります。しかし、男性の場合はほとんど症状があらわれず、女性も20~50%は無症状であると言われています。潜伏期間が長く、症状が出にくい為、感染経路の特定が難しくなり、これこそがトリコモナス症がやっかいな性感染症の理由なのです。

特に複数のセックスのパートナーがいる場合、誰から感染したのかを特定することがとても困難になります。また症状が出ない事で、たくさんの人に感染させている可能性すらあります。コンドームを使用しないでセックスをすると高い確率で感染してしまうため、セックスをしたら相手にうつしてしまっていると考えましょう。その為、もしトリコモナス症だとわかった場合、パートナーと一緒になって治療していくことがとても重要になります。パートナーに正直に打ち明けて、一緒に病院で検査してもらうか、薬を服用して治療にあたりましょう。

HIV感染のリスクが拡大

もしセックスパートナーがトリコモナス症に感染していたことが判明した場合、コンドームを使用しないでセックスをしていたのであれば、既に感染してしまっていると考えましょう。トリコモナス症に感染し放置していると、HIVウイルスへの感染確率が2~3倍まで高くなります。HIVに感染してしまうと、エイズになりやすくなるため、更に深刻な事態になってしまいます。性感染症を拡大させないためにも、早期治療が必要なのです。

治療薬を通販で買うと便利

しかし、男性なら泌尿器科に、女性なら婦人科を受診して治療を受けることに抵抗が強い人がいるのも事実です。保険診療を受ければ履歴が残りますし、誰かにバレてしまうかもしれません。また医師とはいえ自分の性器を他人に見せるのが恥ずかしいという気持ちも分かります。その場合は、トリコモナス症の治療で処方されているフラジールという治療薬を、ネット通販で購入すれば、誰にもバレずに治療できます。トリコモナス症の治療で広く使われている処方箋医薬品ですので、非常に高い効果を発揮し、服用を開始することで、簡単にトリコモナス原虫を駆除することができ、症状が改善していきます。